不動産を購入する時の諸費用 - 火災保険料

火災保険に入るか入らないかは任意ですから、火災保険料は諸費用に含めなくても良いのでは、とお考えになられる方もいらっしゃるかも知れません。

その通り、火災保険に入るか入らないかは、人それぞれですし、皆さんが自由にお決め頂ければ良い事なのですが、住宅ローンを組んで不動産をご購入なさる場合は、ほぼ必ず、火災保険に加入して頂かなければいけません。

これは、お金を貸して頂ける銀行(金融機関)の方から、半強制的に加入する様に条件付けられるからなのです。

お金を貸す側の銀行からしますと、もし、不幸にも抵当権を設定している不動産が火災に遭って消失してしまった場合、火災保険に加入して頂いておけば、その保険料で家を再建築して住んで頂き、今まで通り、住宅ローンの返済をして頂けるので安心ですよね。

しかし、火災保険に入っていなかった場合には、再建築をする費用を捻出する事が出来ず、住めない状態でその不動産が放置され、所有者は別の所で賃貸で住居を探すしかなく、住宅ローンの返済をする余裕がなくなってしまう事が一般的です。

ですので、金融機関からしますと、融資後に貸し倒れが起こらない様、保全をする為に、お金を融資し、抵当権を設定する不動産には、火災保険に加入して頂く事を条件にする事が多いのです。

どの損保、保険会社になさるかに縛りはありませんので、ご自由に、気に入った火災保険の会社があれば、そちらを使って頂ければ良いですし、お知り合いに火災保険の代理店の方がいらっしゃれば、そちらで加入して頂く事も可能です。

そして、近年、加入率が高まっている地震保険に関しては、火災保険とは違って、必ず入らなければいけないものではありませんので、任意でお決め頂く事が出来ますが、神戸の阪神淡路の大震災や、東北で起こった東日本大震災、また、つい先日の熊本で起こった大震災など、天災地変も多発しておりますし、50年以内には起こると言われている南海トラフ地震の事もありますので、地震保険には加入しておいた方が良いと思います。

尚、先述の通り、世界的に天災地変が多発する様になっており、火災保険の会社としましても、長期の展望が組めない事から、以前は35年の長期での火災保険の加入が可能でしたが、現在では、最長でも火災保険は10年間しか加入する事が出来なくなり、その分、割引率も減少してしまいました。

また、地震保険については、最長で5年間の加入に限られておりますので、5年毎の更新となります。

→→→   不動産を購入する時の諸費用、その5、固定資産税の清算金